2016年5月18日水曜日

マイナンバーカードを受け取る

まったくどれだけ待たされたことか。
申請から数ヶ月、マイナンバーカードの交付通知書がようやく届きました。
役所の指定された窓口に取りに行けばいいだけかと思いきや、
通知書には「交付は予約制とします」の文字が。
自治体によりけりなのかもしれませんが。
で、様子が分からないので電話して確認してみると
「何日の何時」と事前予約する必要があり、
希望日時が混んでいると予約が取れないとのとこです。
これは受付から交付完了まで20分~30分かかるのが原因と思われます。
ちなみに代理で受け取る委任も可能なようです。

ということで、電話予約をして窓口に行ってきました。
必要なのは通知書(個人番号カード交付・電子証明書発行通知書 兼 照会書)と
昨年秋に簡易書留で受け取ったマイナンバーの通知カード、
それに本人確認書類として運転免許証や旅券等です。
私と同様、住民基本台帳カードを持っているならこちらも必要です。
顔写真付き住民基本台帳カードなら当然本人確認書類としても使えます。
ただし住民基本台帳カードはマイナンバーカードと交換となるので、
まさに最後のお勤めですね。
ちなみに通知書はもちろん通知カードも窓口で取り上げられるので、
持って帰るのはマイナンバーカードのみとなります。
なお、再発行時はどうか分かりませんが、
初回発行に手数料等はかかりませんでした。

マイナンバーカードを受け取る際には
住民基本台帳カードの時と同様
窓口で暗証番号を入力しなければなりません。
設定するのは以下の4つです。
  • 署名用電子証明書暗証番号(英数字6文字以上16文字以下)
  • 利用者証明用電子証明書暗証番号(数字4桁)
  • 住民基本台帳用暗証番号(数字4桁)
  • 券面事項入力補助用暗証番号(数字4桁)
住民基本台帳カードの時にも必要だったのは上2つと思われます。
なお下2つを具体的にどういうときに使うのかは不明です。
下3つは同じに設定しておいて構いません。

で、これを設定するのに時間がかかるんですね。
住民基本台帳カードは取得する人数が少なく、
申請タイミングがそんなに重ならないので設定のための機器は
窓口に1つだけしか置いてありませんでしたが、
マイナンバーカードでは急造の専用コーナーに複数台が設置されていました。
最初に窓口で受付をし、待合コーナーで待っていると順番がまわってきました。
担当者の指示にしたがってマイナンバーカードの暗証番号を入力です。
と、その前に住民基本台帳カード内の電子証明書の失効手続きをし、
住民基本台帳カード自体の失効手続きをする必要があります。
これが時間がかかる理由の一つですね。
しかも電子証明書を失効するために以前設定した暗証番号を
入力しなければならないのですが、
私が誤って入力してしまったためか操作が無効になってしまい、
窓口担当者側で強制的に失効してもらうためにさらに時間を要しました。

なお、受け取りのときにもらった資料によると、
署名用電子証明書暗証番号は連続5回、
利用者証明用電子証明書暗証番号は連続3回間違えるとロックされ、
窓口に出向いて解除手続きをする必要があるとのこと。
要は間違えるなということですね。
ところで前者はe-Tax等で、後者はコンビニで住民票を取る時等に
入力するものだそうです。

ところでマイナンバーカードの有効期限は約10年
(10回目の誕生日まで)(20歳未満の方は約5年)、
電子証明書は約5年(5回目の誕生日まで)です。
住民基本台帳カードの電子証明書は3年間だったので、
期間が伸びたのはいいことです。まあ地味ですが。

さて、折角取得したマイナンバーカード、
どこかで使ってみたいところですが、近日中の使い道はなさそうです。
今年分(来年)の確定申告には使うだろうと思ってはいたのですが、
なんと今年分からは携帯電話による本人認証が開始される予定のようです。
だとするとマイナンバーカードの最大の利用用途がなくなりますし、
ICカードリーダーライターも用なしとなります。

ちなみにe-Tax時にインストールしていた利用者クライアントソフト(ver2.6)で
マイナンバーカードを読み取らせてみましたがエラーになってしまいました。
マイナンバーカードはver3.0にアップグレードしないとダメなんですね。
ただ注意が必要です。
[自分の証明書]ボタンをクリックするとver2.6ではパスワードを要求されましたが、
ver3.0では[署名用電子証明書]と[利用者証明用電子証明書]の選択になります。
どちらかを選ぶとそれに対応したパスワードを要求されます。
ここで何の注釈もないので誤入力が多発しそうです。
前述の通り連続した誤入力で役所行きになりかねないのに。
前者のパスワードは英数字混じり(大文字小文字の区別はない模様)の方で、
後者のは4桁の数字の方なので、ミスしないように注意しましょう。

話を戻しますが、マイナンバーカードを身分証明書として使うにしても、
自動車運転免許証や旅券のように特定の場面での
携帯が義務付けられているわけでもなく、
しかもカードの裏にはマイナンバーが印字されているので、
紛失のリスクを考えると持ち歩くようなものでもありません。
実はマイナンバーカードの受け取り時に、見せたくない部分だけを
黒塗りにするような透明のナイロンケースに入れて渡され、
普段はこのケースにいれたまま使うように言われました。
まあしかし、ちょっとずらせば簡単にマイナンバーが見られるわけで、
大した抑止力にもなりません。
せいぜいコンビニで住民票を取るときに持って出るくらいで、
普段は家に保管しておくべきでしょう。

システム上のトラブルもいろいろ聞こえてくるマイナンバーカード。
果たして費用に見合う効果が出るのかどうか。
住基ネットや住民票コードの二の舞にならなければいいのですが。
ちなみに住民票コードってまったく覚えてないし、
通知もどこかになくしてしまったのですが、別にいいんでしょうかね。

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