すでに現役ではなくなっている任天堂のゲーム機GAMECUBEには、
ゲームの途中経過を保存するための専用メモリーカードがあります。
ある程度上位互換の現世代機Wiiにも
GAMECUBE用のゲームを遊ぶために必要だったりします。
あまり知られていませんが、このメモリカードのスロットにさして
SDメモリーカードを接続するアダプタなるものも存在します。
このアダプタ、ごく一部(というか1つ?)のゲームにしか対応していないらしく、
任天堂の通販サイトからのみ購入することができましたが、
今はもう入手することは出来ません。
互換品は今でも入手できないわけではなく、
私も1つ持っています。
今度、その互換品を知り合いに譲ろうかと思い、
その前に回路についてメモしておくことにします。
GAMECUBEへの挿し口を端子が下に見えるようにのぞいたときに
右から左に順に1ピンから12ピンが並んでいます。
SDカードについては一般的に
切り欠き部分が9ピン、その隣が1ピンで順に8ピンまで並んできます。
7ピンと8ピンは仕切りなしで隣り合っています。
このときのアダプタ内の結線は以下のようになっています。
GAMECUBE側 | SDカード側 | SDカードの SPI mode のピン名 |
---|---|---|
1 | ||
2 | 3 | Vss |
3 | NC | |
4 | 4 | Vdd |
5 | 2 | DI |
6 | NC | |
7 | 7 | DO |
8 | 4 | Vdd |
9 | 1 | CS |
10 | 3 | Vss |
11 | 5 | CLK |
12 |
ここで、GAMECUBE側の1ピンと12ピンは短絡する必要があります。
これをみると、ふつうのメモリカードの中身はSPI接続のFlash ROMなんだろうと予想できます。
まあ、これで最悪自作も可能かな。
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