2006年10月7日土曜日

Wii ヌンチャクについての推測

少し前の話になりますが、Wii リモコンの分解写真が公開されていました。
ちょっと考察してみます。

http://ruliweb2.dreamwiz.com/ruliboard/read.htm?num=4687&table=game_nin02&main=nin
の5枚目の写真を見るとコネクタは6ピンで、
ヌンチャクではそのうち5ピン使っています。
それから9,14枚目の写真にある5mm角のチップがモーションセンサですね。
品番がはっきり読み取れませんし、
任天堂向けのカスタム品(少なくとも型番)になっているでしょうが、
事前の公式発表やチップのパッケージ形態から考えて、
STマイクロ社製のアナログ出力の3軸加速度センサ(3.3V品)ということでしょう。

http://blogs.dion.ne.jp/mmbon/archives/cat_133490.html
の5枚目の写真にある48ピンのICがメインのコントローラでしょう。
加速度の3軸とアナログスティックの2軸を扱うことを考えると、
5チャンネルのA/Dコンバータが必要ですが、
ディジタル入力が2キーしか必要なので
機能のわりにICのピン数が多すぎるように感じます。

ここでクラシックコントローラについて考えます。
スペックが、2軸のアナログスティック2つ、アナログスイッチ2つ、
ディジタルスイッチが13個、振動機能(?)ぐらいなものだと思うので、
コントロール用のICは
    6チャンネルのA/Dコンバータ
    16ポートのGPIO
    1チャンネルのD/Aコンバータ(PWM)
    3.3V駆動
ぐらいの仕様になっていると推察できます。
そうだとすると、このコントローラICは、
Wiiリモコン、ヌンチャク、クラシックコントローラで共通に使うことができます。

さて、ヌンチャクとWiiリモコンとの接続についても考えてみます。
前述のとおり6本の配線でつながっていますが、
電源(+3.3V,GND)で2本が消費されるので、通信には4本を使うことになります。
ヌンチャクではそのうちの1本が未接続なので、
データ送信自身は3本で行えることになります。

ここで、前世代に当たる GameCube はどうだったかを確認してみます。
GameCube のコントローラの分解写真が
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010914/gc.htm
にあるのでこれを頼りに考えてみます。
って、Wiiリモコンの拡張ポートとGameCubeのコントローラ用ポートって
物理的にはともかく論理的には同じですね、多分。
GameCubeのコントローラに搭載されている制御ICは44ピンなので、
おそらくこのチップをベースに若干の機能追加したのが
ヌンチャクのコントローラICなのでしょう。

GameCubeのコントローラ用ポートには「GBAケーブル」を使って
GameBoyAdvance を接続できますが、
GBAケーブルは多分コネクタ形状の変換だけしかしてないでしょうから、
GBAの通信ポートとGameCubeのコントローラーは同一仕様だと思います。

というわけで、これまでの推測が正しいとすれば、何らかの手段で
WiiリモコンにGameCubeのコントローラやGBAを接続できるかもしれません。

以上はあくまでも私の推測です。
間違っていても攻めないでくださいね。

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