2007年5月16日水曜日

家庭内PBX その2 - インストール

Trixbox をNECの MA26D にインストールする際に大問題が発生しました。

このマシン、USBキーボードをBIOSでPS/2にエミュレートしているようなのですが、

はっきり言ってこの機能迷惑です。

Linuxではこれが障害となりOSの起動途中でフリーズしてしまいます。

まずこれが分かるまでにだいぶかかりました。

って、数年前に全く同じところで悩んでいたのを完全に忘れいただけなのですが…

 

エミュレーションをオフにしていてもLinuxが立ち上がってしまえばUSBキーボードも使えるようになります。

ただし、ここで大きな落とし穴があります。

エミュレーションしなければどうにもならないところがあるのです。

それはブートローダ(ブートマネージャ)です。

以前もMBMで引っかかりましたし、

isolinux にしても grub にしてもUSBキーボードでは操作できません。

エミュレーションは必ず使わなければなりません。

まあ、通常はタイムアウトによるデフォルト起動機能があるので工夫次第で実質問題ないことが多いのですが、

Trixbox ではいつまで待っても起動しません。

そうです、キーボードのEnterキーを押さなければ全く進まないのです。

 

こうなるとTrixboxのCDを加工するしかありません。

まず、CD-ROM内のファイルすべてをHDDにコピーし、

"isolinux\isolinux.cfg"の2行目に
timeout 100

を追加します。

また、グラフィカルインストールでトラブルとイヤなので、テキストインストールを採用します。

同じファイルの1行目の
default auto

default text_auto

に変更し、ファイルの最後に
label text_auto
kernel vmlinuz
append ks=file:/tmp/ks.cfg initrd=initrd.img acpi=off noapic skipddc text

 

を追加します。

これで
mkisofs -l -r -J -V "my trixbox" -hide-rr-moved -b isolinux/isolinux.bin -c isolinux/boot.cat -o my_trixbox.iso -no-emul-boot -boot-load-size 4 -boot-info-table ./trixbox

でISOファイルを作成し、これをCD-Rに焼きます。

このCDで起動することで無事Trixboxをインストールすることができました。

ちなみにインストールは道なりに進めば問題ありません。

 

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