2022年8月29日月曜日

M5Stack

ガジェット等を買ってもそのまま放置することが多い私なので
興味がありつつも買うのを控えていたM5Stack(core/basic)
しかしちょっとした事情があってこの度購入しました。
取り敢えず動かしたので備忘録を作っておきます。

最初に重要なことですがM5Stackの電源の切り方について。
本体左側面の赤いボタンが電源ボタンで、
1回押すと電源オンになりますが、
電源オン中に1回押すとリセットになります。
電源オフしたければダブルクリックっぽく2回押す必要があります。
これがわからなくてかなり困りました。
なんでこんな直感的でないUIになってるんだか。
ちなみにPCとUSBケーブルで繋いでいる間は電源は切れません。

次は開発環境の準備です。
Arduinoのサイトから[Arduino IDE]をダウンロードします。
今回はWindows10 PCを使うので、
Arduino IDE 1.8.19(Windows Win 7 and newer)を
[JUST DOWNLOAD]して"arduino-1.8.19-windows.exe"を取得し、
実行してインストールします。
その後PCにM5Stackを接続するとシリアルポートとして認識されます。
ポート番号はデバイスマネージャで確認するのが確実ですが、
ターミナルエミュレータ(Teraterm等)でそれっぽいCOMポートを選び、
115200bpsに設定すれば起動時にそれっぽいログが出力されるので判別できます。

ではいよいよ[Arduino IDE]を起動します。
もし必要ならこの時点で[ファイル]-[環境設定]メニューの
[ネットワーク]タブでプロキシサーバを設定しておきます。
[ファイル]-[環境設定]メニューの[設定]タブの
[追加のボードマネージャの URL:]に
https://dl.espressif.com/dl/package_esp32_index.json
を入力して[OK]をクリックします。
次いで[ツール]-[ボード:"******"]-[ボードマネージャ]メニューを開き、
[esp32 by Espressif Systems]の項目を探して
それの[インストール]をクリックします。
[ツール]-[ボード:"******"]-[ESP32 Arduino]メニューから
[M5Stack-Core-ESP32]を選択し、
[ツール]-[シリアルポート]でM5StackのCOMポートを選択します。
それから[ツール]-[ライブラリを管理]メニューで
[M5Stack by M5Stack]の項目を探して
それの[インストール]をクリックします。
私のケースでは依存関係のあるライブラリが
インストールされていないとか警告ウィンドウが出て、
しかもそれの下部が見切れてボタンが押せないという
困ったトラブルに遭遇しましたが、
取り敢えず[Tab]キーを2回押した後[Enter]キーを押したら
インストールできました。
これで準備完了です。

ここからは自作プログラムを作成することになりますが、
取り敢えず"Helloorld"サンプルコードをビルドして書きこんでみます。
ということで[ファイル]-[スケッチ例]-[M5Stack]-[Basics]メニューで
[HelloWorld]を選択します。
ここで[V]アイコン(検証)をクリックするとビルドが始まりますが、
"Power.cpp"で"esp32/rom/rtc.h: No such file or directory"とか怒られます。
仕方がないので
"マイドキュメント\Arduino\libraries\M5Stack\src\utility\Power.cpp"の16行目の
#include "esp32/rom/rtc.h"
をコメントアウトして対応。無事ビルドできるように。
その後[→]アイコン(マイコンボードに書き込む)をクリックすると
接続したM5Stackにそれを書き込みます。
これでM5Stackに"Hello World"と表示されるようになりました。
プログラム(Arduinoではスケッチという)を作りさえすれば
いろいろできるようになるでしょう。

最後に購入時のソフトウェアに戻す方法について。
工場出荷状態に戻すツール[EasyLoader]を
M5Stackのサイトからダウンロードします。
Windows版なら[Download Windows Version Easyloader]をクリックして
"EasyLoader_M5Core_FactoryTest.exe"を取得し、実行して、
COMポートを設定して921600bpsにし[Burn]をクリックすれば、
接続しているM5Stackが工場出荷時の状態に戻ります。

ちなみにMac版だとセキュリティの絡みでちょっとめんどうで、
実行すると「開発元が未確認のため開けません。」と言われるので、
そのダイアログボックスの[?]クリックして[一般]パネルを開き、
南京錠マークをクリックして鍵が開いた状態にし、
ログインパスワードを入力して
[このまま開く]、[開く]を順にクリックすれば起動します。
南京錠マークはもう一度クリックして閉じた状態に戻しておきます。
Mac版[EasyLoader]が起動したらポート設定して
[Download]のクリックで工場出荷状態に戻せます。

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