2007年9月20日木曜日

CD-ROM*2 on Wii

いにしえのゲームコンソール PC-Engine には
拡張機器としてCD-ROM ドライブが用意され、
「シーディーロムロム」(CD-ROMの2乗)と呼ばれていました。
私も持ってました。
というか多分まだあります。

史上初となるCD-ROMで供給される数百MBの大容量ゲームに
当時は楽しませてもらいました。
そして今、Wiiのバーチャルコンソールで
それらをもう一度プレイできるようになることが発表されました。

さて、PC-Engineのカード媒体の容量は数百KB程度だったため、
512MBのストレージを持つ Wii では、
発売当初からエミュレーション環境が整っていました。
しかし、CD-ROM媒体のゲームについては
サイズが大きすぎて内蔵ストレージに入らないということが指摘されていました。
が、そんなことはありません。

以下技術的なことになります。
実は CD-ROMROM はオーディオCDそのものです。
1曲目に「これはCD-ROMROM専用CDです。2曲目は再生しないでください。」
という音楽(?)が録音されていて、
2曲目はプログラムコード、
3曲目以降はゲームのBGMが曲としておいてあるだけです。
プログラムコードは圧縮してもしれていますが、
音楽はMP3にすることで10分の1程度のサイズに圧縮できますし、
世の中にはさらに高圧縮なコーデックも存在します。
これで1つのゲームを数十MBに収められれば、
Wiiでも流通させることは可能でしょう。
エミュレーションでは、CDの何曲目を再生するところを、
特定のMP3等のデータを再生すればいいわけですから、
CD-ROM対応のためのエミュレータ側の追加要素も
たいしたことはないでしょう。

PC-Engine のムービーは音はCDから、絵はプログラムで何とかしていたので
Wii でも何とかなりましたが、
メガCDはどうなんでしょう?
はたまた、PSのゲームはどうなんでしょうか?
政治的には別として。

 

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