2007年7月8日日曜日

家庭内PBX その12 - インターネット経由でAsteriskから外線発信

Asterisk は内線PBXの代用だけでなく、もっと大きな可能性を秘めています。
物理的に離れた場所をインターネットやVPNで結び、
外線を融通することができます。

例えば、東京本社に外線発着信可能なAsteriskサーバを設置し、
大阪支社との間でVPNを張ってやると、
大阪支社から東京のどこかに電話するとき、
東京のAsteriskから発信することになるので、
通話料金が市内通話だけで済みます。

もちろんSOHOでも同じようなことが可能です。
Asteriskサーバをインターネットからアクセスできるように設置しておき、
出先からIP電話でAsteriskにつながっていれば、
さも事務所にいるかのような通話環境が得られます。

私はSIP対応のIP電話機を手元においていますが、
SIPはNATが絡むと利用が難しく、
はっきり言ってこのような用途には向きません。
これはハードフォンだけでなくソフトフォンでも同様です。
もちろんNATトラバーサルに対応した電話機とルータを
お持ちの恵まれた方ならその限りではないでしょう。
そこで AIXソフトフォン IDEFISK を使ってみます。
なんと Windows版、Mac版、Linux版とフルラインナップです。
AIXはAsterisk専用の呼制御プロトコルですが、
NAT越えもへっちゃらなのです。
実際問題なく内線外線通話ができます。
これで在宅勤務に一歩前進か?

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