最近プレーし始めたNindendo3DS版のドラゴンクエストII。
おなじみのファンファーレの流れるゲームタイトル画面の前、
ひっそりと"AKIRA TORIYAMA"の文字が…
何時も何気なく通り過ぎる1画面ですが、
今は見る度に感慨深くなります。
今月始めにその鳥山明氏が亡くなられた、との訃報が届きました。
今夏公開の映画"SAND LAND"のため精力的に動かれていたようですが、
突然のことだったようで残念です。
私が氏を知ったのは幼い頃に見たアニメのDr.スランプ。
近所のお兄さん(多分週刊少年ジャンプの読者)から
面白いアニメが始まると聞いて見始めました。
Dr.スランプは今見てもイヤミがなくとにかく楽しいギャグ漫画で、
ちょっとお下品なところはあるにしろ、
万人に勧められる漫画だと思っています。
ただ、後年のスッパマンの待遇がちょっとかわいそうで…
そしてある意味本編以上に爆笑したのが、
単行本の埋め草的な「あのときのわし」。
氏のユーモアと、担当編集者の鳥嶋氏との関係性が垣間見れ楽しい。
ドラゴンボールについては後年は完全に戦闘物になっていましたが、
連載開始当初は冒険活劇で、最初のドラゴンボール集めから
レッドリボン軍を倒すくらいまでは楽しく読んでましたね。
「たまがない!!」、「ぱふぱふ」、「ギャルのパンティーおーくれ!」、
「パンパン(擬音)」なんかも今考えると本当に序盤の話なんですよね。
2回目の天下一武道会に大きくなった悟空が現れた頃から
ちょっと路線が変わったような気がしていて、
まあそれでもそれなりに楽しませてもらい、
最終回までジャンプを愛読しておりました。
氏の他の作品は鳥山明○作劇場でいくつか読みましたが、
どれも楽しいもので、大いに笑わせてもらいました。
"ワンダーアイランド"でやむにやまれずおっさんがネズミを丸呑みするシーンは
今でもふと思い出して顔がにやけてしまいます。
私は結構長く週刊少年ジャンプを愛読していましたが、
やはり氏の作品は絵のうまさはもちろん、絵の見やすさも抜群だと感じています。
私なりの分析によると、氏の絵はシンプルで細かい線が少なく、
白い部分が大きく多いことが理由なのではと。
とはいえ、1枚物のイラストなんかではものすごい書き込み量なのですが。
色々書いてきましたが、氏の最後の仕事と思われる
映画「SAND LAND」については是非劇場で観たいと考えているところです。
最後になりますが、鳥山明氏の逝去に接し哀悼の意を表します。
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