その数だけNICを用意する必要があります。
数が多ければ複数ポート対応の拡張カードを挿したり、
USB接続のLANアダプタをタコ足にして対応することになります。
しかしNICは1つでもVLANスイッチでなんとかする方法もあります。
VLANスイッチはちょっと賢いスイッチングハブで、
タグVLANやポートVLANを利用できます。
例えばPC側でVLANを設定してそれぞれVLAN IDが異なる
7つのインターフェイスを生成しておき、
スイッチでは8ポートのうちの1つをタグVLAN設定にして
それをPCに接続し、その他のポートをポートVLAN にして、
それぞれ別のVLAN IDを振っておくと、
PCから7つのネットワークに同時接続することができます。
超便利。
VLANスイッチ側の設定は各機器の取説を見るとしても、
PCがLinuxであれば設定はほぼ共通なので
以下ではUbuntu 18.04での設定例を紹介します。
まずVLANを扱えるように以下を実行します。
# echo "8021q" >> /etc/modules # rebootnetplan環境なら設定ファイル"/etc/netplan/net.yaml"
(ファイル名は拡張子がyamlであればなんでもいい)
を以下のようにします。
network:
version: 2
ethernets:
eth0:
addresses: ["172.16.0.1/24"]
dhcp4: false
dhcp6: false
vlans:
eth0.1:
id: 1
link: eth0
dhcp4: true
dhcp6: true
eth0.2:
id: 2
link: eth0
addresses: ["192.16.2.1/24"]
ここでは物理インターフェイス”eth0”に対し、ID:1のインターネット回線向けと、
ID:2のローカル網向けのVLANを構築しています。
もっと複雑にする際にはルーティングテーブルも
整備する必要があるのでその点にはご注意を。
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