メールサーバを運用するときに気になるのが迷惑メール対策です。
といっても迷惑メールを受け取りたくないということではなく、
自分のメールサーバから送ったメールが迷惑として扱われないようにするという意味です。
昔はそんなこと考える必要などなかったのですが、世知辛い世の中になったものです。
さて、迷惑メール対策として一般に行われているのが、DomainKeysやその次期版であるDKIM、あるいはSPFだったりします。
受信するメールの正当性をチェックするためにはMTA自身がこれらをサポートする必要があります。
最悪それは我慢できるので面倒だから対応しないというのもありですが、
送信したメールが相手のサーバに受け取ってもらえないというのは絶対に避けたいので、
少なくとも送信対応は済ませておきたいところです。
DomainKeysとDKIMは送信時にもMTAの対応が必要ですので、
気合のある方はチャレンジしてみてください。
まあ、OB25ブロックなISPが増えた昨今、自分でメールサーバを立ててもメール送信ができなかったりするわけで、
自然ホスティングに頼ってしまいます。
Google Apps のメールサーバホスティングサービスは現在のところDomainKeysとDKIMには対応してません。
GmailはDomainKeysにしっかり対応してるんですけどね。
ということでSPFに対応させておきましょう。
といってもDNSサーバにTXTレコードを1つ追加するだけのお手軽さです。
Google Apps の場合は "v=spf1 include:aspmx.googlemail.com ~all" なTXTレコードでかまいません。
godaddy.com のDNSサーバホスティングサービスなら、
Host(多分バグでしょうが TXT Name となっています) に "@" を、TXT Value に "v=spf1 include:aspmx.googlemail.com ~all" を設定するだけです。
設定が完了したら、Windows のコマンドプロンプトで
nslookup -type=txt <ドメイン名>
を実行し確認しておいてください。
というわけで、今回の連載はこれにて終了ということで。
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