2006年8月15日火曜日

首都圏大停電

昨日東京近辺で大規模な停電が起こったようですね。

地方在住の私としてはそれほど関心ないんですが。

 

しかし、バックアップ系統が同じ鉄塔に敷設されているというのはどうなんでしょう?

極度に信頼性の必要なシステムでは、

物理的、論理的に別の複数の系を用意するのが当然と思っているのですが。

今回の場合地理的に分かれたところに2系統配置ということになるでしょう。

 

東電は今回の事故を「想定の範囲外」といっているようですが

費用対効果を考慮して「想定から外した」のではないでしょうか、多分。

もちろんそれはそれで間違っているとはいえない面もあるので。

 

さて、大停電といえば2003年夏に起こった米国のケースを思い出します。

その当時、米国の送電システムはメッシュ状になっていて連鎖的な停電が起こりやすいと聞きましが、

日本はこれが起こりにくいスター状なので、今回はこの程度の規模で済んだということもできるわけで。

連鎖が起こると、最悪、日本列島大停電なんて映画のようなシナリオもないわけではないですからね。

実際には、長野と静岡の周波数変換設備を飛び越えることはないと思いますが。

 

余談ですが、今googleったところ、今年の3月に第3の周波数変換設備が稼動しているようです。

あまり興味のある方はいないと思いますが、

http://www.chuden.co.jp/corpo/publicity/press2006/0323_1.html からプレス情報が参照できます。

知らなかった…

 

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