2019年10月21日月曜日

NISA恒久化見送り

先日NISA絡みな投稿を書きましたが、
どうやらこのNISA制度、予定通り開始から10年で終了しそうです。
まあ個人的には大変残念ですが政府の方針なので仕方ありません。
しかしその存続させない理由の中に
NISAが裕福層優遇であるという一文が入っているそう。
それが本当に政府見解なのかわかりませんが、
裕福層にとってはNISAなんか無関係でしょうに。

私の知り合いに裕福層などいないので
実際のところはわかりませんが、
もし私がすぐに必要のない現金1億円をもっているなら、
大部分についてローリスク・ローリターンな運用を考えます。
1億円を利回り1%の債権に投資すれば
税金を差っ引いても年間80万円ほどの不労所得が得られます。
もちろん1億円から見る80万円の相対的な価値は小さいですし、
80万円では1年間遊んで暮らせるわけでもありません。
資金をより多くしたり、リスクと引き換えに利回りを高くしたり、
検討できるることは色々あるでしょう。
裕福層というのはそういうことを常に考え継続ている
人たちなのではないでしょうか。
高々年間120万円の投資枠など意に介さないでしょう。
きっと最大限に利用はするでしょうが。

そもそもNISAは日本人の預金思考を
投資思考にすることを目指した制度で、
その後つみたてNISAなんてものも作られ、
株式なら保持し続け配当をもらい続けるのが美味しく、
長期投資を促すという意味であれば
通常のNISAはその役割を終えたのかもしれません。
制度が終了することに異議を挟むつもりはありません。
しかしNISAは裕福層優遇の制度ではなく庶民のための制度でしょう。

が、ここで思ったのは裕福層の定義。
もしかして私の考える裕福層は世間からずれているのか?
年間120万円を投資できるのは裕福層ということなのか?

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