2018年1月2日火曜日

Intel NICとSecure Bootの呪い

新しめのPC(サーバー含む)に
古めのLinux系OSをインストールしようとしてよく問題になるのが
Intel社製ネットワークインターフェイス。
多くの場合OS標準ドライバでは動いてくれません。
先日触ったLenovo ThinkPad L570もそうでした。
しかしどうすればいいのかは既に分かっています。

Windows10とUbuntu14.04のデュアルブートにしていたため、
Windows側で[Windows]ボタンを右クリックし、
[デバイスマネージャー]から[ネットワークアダプター]を調べると
Intel(R) Dual Band Wireless-AC 8265
Intel(R) Ethernet Connection (4) I219-V
となっています。
Ubuntu側では"lspci"を実行してその結果を抜粋すると
Ethernet controller: Intel Corporation Device 14d8 (rev 21)
Network controller: Intel Corporation Device 24fd (rev 78)
と表現が異なっていますがまあ気にしないことに。
で、これらをサポートしてそうなデバイスドライバを探すと、
有線の"e1000e-3.3.6.tar.gz"と
無線の"iwlwifi-8265-ucode-22.361476.0.tgz"が見つかりました。
早速インストールです。

まずは有線から。以下を実行します。
# tar zxf e1000e-3.3.6.tar.gz 
# cd e1000e-3.3.6/src/
# make install
リブートすればつながるかと思いきや残念ながらだめ。
その後も散々試して諦めかけたとき、modprobeの以下の結果に着目。
# modprobe e1000e
modprobe: ERROR: could not insert ‘e1000e’: Required key not available
これを手がかりにネット検索していると、
Secure Boot を無効にしないとダメとか言う情報をキャッチ。

そこでPCの起動時に[Enter]押して[F1]でセットアップに入り、
[Security]タブの[Secure Boot]メニューから
[Secura Boot]を[Disabled]に変更して[F10]で保存して終了すると…
有線LANが動き出しました。
呪いがかかっていたんですね。はたはた迷惑な機能です。

ところで無線LANの方は諦めました。
どうもUbuntu14.04ではダメで16.04にアップグレードする必要がありそうです。
事情があって14.04に留まりたいためそれは却下です。
まあちょっと古めのLinux対応USB-WiFiアダプタ
挿せば使えるので気にしてはいません。

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