2017年2月2日木曜日

SUPER BOWL LI プレビュー

<注意>
以下には2017年1月に開催された
NFC/AFCチャンピオンシップの試合結果を含みます。

日本では完全にマイナースポーツのアメリカンフットボール。
マイナーだけあって各種メディアの普通のニュースで
NFLが取り上げられることはほぼなく、
よって録画していた試合を観る前に結果を知ることも滅多になく、
その点はある意味長所でした。
しかしそれも昔の話。
ChromeブラウザでNFL関連のページをよく見ていると、
Googleがそれに感づいて試合途中経過や結果を
Androidスマートフォンに通知してきやがります。
その辺の機微を察してくれるAIを
とっとと採用してもらいたいものです。

さて、そのNFLのシーズン集大成となるSUPER BOWL LIはもう目前。
AFCチャンピオンシップでスティーラーズを倒した
常勝というか勝ち過ぎ感のあるペイトリオッツと、
NFCチャンピオンシップでパッカーズを倒して
18シーズンぶりの出場となるファルコンズの対決となりました。
NFCチャンピオンシップで勝利確定時にファルコンズの
HCダン・クインがスポーツドリンクシャワーを浴びたのに対し、
AFCチャンピオンシップではペイトリオッツのHCビル・ベリチックが
雨で既に濡れているにも関わらず浴びなかったのは
まだ目標に到達していないことを意味しているんでしょうね。

で、判官びいきの私としては
ファルコンズを応援しているのですが、
予想はペイトリオッツ勝利だったりします。
正直なところ本試合の一番の見どころは
ファルコンズO#(オフェンス)をペイトリオッツD#(ディフェンス)が
どう止めるのか、その戦略・戦術面です。

細かい成績はともかく、基本的には
ファルコンズO#はリーグ1位、ペイトリオッツD#はリーグ1位です。
ファルコンズは点を取られてもそれ以上に得点することで勝ち進み、
ペイトリオッツはD#だけでなく強力なO#も売りです。
仮にペイトリオッツD#がファルコンズO#をまったく抑えられない
ような展開だと、ノーガードの殴り合いが繰り広げられます。
そうなればどちらが勝つか予想は困難です。

であればファルコンズはD#が弱点なのを
逆手にとった作戦も考えられます。
前を厚く守り、ロングパスは許しても構わない捨て身の作戦で、
相手の攻撃をすぐに終わらせ、または時間を掛けさせずに得点させ、
D#の時間をとにかく短くします。
結果O#の機会を増やすことができ、
高得点のシーソーゲームに持っていきます。
レシーバーやランニングバックのコマが多い分、
O#勝負ならファルコンズに分がありそうです。

別のパターンとして考えられるのは、
ペイトリオッツD#がファルコンズO#を抑える未来です。
精神的なプレッシャーを含めてO#が
どうにもならない状況に追い込まれると、
ファルコンズはにっちもさっちもいかなくなり、
一方的な展開でペイトリオッツ完勝というのもありえますが、
そこはSUPER BOWL、そんなことにならず、
程よい好ゲームとなることを期待します。

ペイトリオッツD#がまず考えるのはファルコンズの
メインターゲットWRフリオ・ジョーンズを抑えることでしょう。
ただレギュラーシーズン中からパスターゲットはバラけていて、
エースWR一人にカバーを厚くしても効果は限定的ですし、
パスターゲットが多いのでDB5人体制にせざるを得ません。
となると2人のRBによるラン攻撃への対応が疎かになりがちです。
この状況、ファルコンズO#からすれば都合がよく、
ランとミドルパス主体に攻撃を組み立てて時間を消費しつつ、
ポイントポイントでWRジョーンズへロングパスを通して
D#に的を絞らせないようにし、
同時にQBマット・ライアンへのプレッシャーを軽減できます。
QBのパスの調子が悪くなければ高得点を取れます。

ペイトリオッツD#としては逆にQBの調子を狂わせれば
勝てる可能性が高くなるため、
試合序盤はパスラッシュ偏重で攻めの守りをし、
QBを混乱させてラン中心の攻撃に追い込むと予想します。
WRジョーンズにはパスが通るのを覚悟の上で
あえて2番手以降のCBで交代でマンカバーし、パスを集中させ、
試合後半に向けて疲れさせるというのはどうでしょう。

ともかく、両チームが高得点を取り合う展開になることが
ファルコンズの勝利に近づくと思われるので、
壮絶な打ち合いになることを期待しています。
それからレディー・ガガのハーフタイムショーにも期待しております。

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