2016年10月27日木曜日

さくらのIoT Platform

さくらのIoT Platformβ版販売開始キャンペーンで、
LTE通信モジュールを半額で提供、
などというセンセーショナルなニュースに引かれて
内容を確認しにいったのですが…

何かと話題のIoT。
大まかかつ狭義には、いろんな物がインターネットにつながって
いろんなデータを集めてどうにかする、というようなことになるのでしょう。
もともと高度な電子機器であればインターネットにつながるのは
お茶の子さいさいなのですが、
これが単機能のちょっとしたものということになるといろいろ大変です。
通信できるようにしたり、データを処理したり、セキュリティーを確保したり。
そんなこんなをまるっと準備しようと、
さくらインターネットが展開しているのがさくらのIoT Platformです。

で、さくらのIoT Platformがβサービスを開始したのが今回の話題です。
LTE通信モジュールが半額で購入でき、
正式サービスが開始されるまでと開始後の1年間、
通信費やらが無料になるということらしく、なんだかそそられます。
そのLTE通信モジュールはArduinoに接続して
データが送受信できるようソフトウェアが整えられているらしく、
Arduino Unoが余ってる私にはコスト的もよさそうです。
セキュリティ確保のため通信網が専用の閉域網で、
通信先が特定のクラウドサービスだけというのは欠点ですが。

しかしもっと大きな欠点を見つけたのでした。
LTE通信モジュールの価格はキャンペーンで半額になっており
そんな高くないと思ったものの、それをArduinoにつなげるには
別途シールドボードが必要という罠があるのでした。
このシールドボードも半額ではあるのですが、
合計すると十分躊躇する高価格です。
正式サービスでフルプライスになったとき果たして需要があるのか。
まあそれは個人で電子工作している立場での話で、
企業が製品に組み込んで販売するとなれば安い選択肢にはなります。

ということで悩んだ挙句私は今回手を出しませんでした。
もちろんさくらのIoT PlatformにもそのLTEモジュールにも
利点があることは十分理解しています。
しかし、こんな立派なものを使わなくても、
ArduinoにUSBホストシールドをくっつけて、 通信コストの安いSIMカードを挿した安いAndroidスマートフォンとつなぎ、
ADKでうまいことプログラミングすれば、
それなりの費用で似たようなことはできそうだからです。
って、最近のAndroidってADK使えるんでしたっけ?

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